ゲームを遊んでほしい!ゲームを試遊できる場所がほしい!
という要望は案外多く、最近はゲームの試遊イベントで有名な東京ゲームダンジョンが3か月に1回開催されています。宣伝もできて良いイベントなので毎回参加させてもらっているのですが、もっと遊んでもらえる場所があればなと思っていました。自分のゲームをもっと遊んでもらって知ってほしい!!!
そう思い立った結果、ゲームの展示会を主催することにしました。
準備はやること山盛りでしたが、無事に開催できましたのでその経緯を記録として残します。
みなさん、ぜひ真似して個人で人を集めて展示会を開催しましょう。面白いと思うので。
きっかけは、ある個人ゲーム開発者の記事から
私は毎年年末にゲーム制作者同士が知見を共有するイベントを企画しています。
・ゲーム制作に関わる人 Advent Calendar 2025
https://adventar.org/calendars/12023
個人開発者同士で実践を通して学んだ情報を記事にしていくのですが、その中で個人ゲーム開発者の門田めいあさんの記事に刺激を受けました。名古屋で個展を開いた話です。
・ギャラリーを借りてインディーゲームの展示会をやった話
https://note.com/nororal/n/n73137d48df5b

主催者として毎回記事の感想をXに書いていたのですが、この記事の空気に後押しされて、私も勢いでこんなことを書きました。
「自分も東京でゲーム制作のグループ展やりたい!興味ある人います?」
……そしたら、偶然にも参加者が揃ったんですよね。
偶然にも集まってくれたメンバーは全員一度お会いしたことのある方でした。
東京ゲームダンジョン参加者だったり、もくもく会でお会いしたことがある方だったり。イベントに顔を出していると、いつの間にか繋がりが増えるものです。
「作品も知ってるし、人柄もなんとなく分かる」という状態だったので安心して会場探しから動き出しました。
会場探し
最初の壁は会場です。東京で「ぶらり客が入ってくる道沿い」のギャラリーって、だいたい高いです。容赦なく高い。
と思っていたら、偶然、安価に広いギャラリーを提供している場所を見つけました。条件がかなり良かったので申し込みました。原宿のデザインフェスタギャラリーという場所です。
調べてみると、かつては2019年にゆるゲー展という企画が開催されていました。しっかりゲーム展示の実績があるギャラリーなので一安心です。
・インディーゲームクリエイター3人によるゆる~いグループ展示イベント“ゆるゲー展”をリポート
https://app.famitsu.com/20191111_1537656
このゆるゲー展は出展者がみんな有名クリエイターだったこともあり、結構人が集まったようです。自分には集客力はないので、せめて1Fの道路沿いのスペースを借りられないか調べていたところ、この画像の右側にあるスペース、EAST102というスペースを借りることができました。

気になる料金も土日祝1日29000円。出展者6名なので一人当たり1日5000円切ります。安い!
借りるときは3日以上連続した日を指定する必要があるのですが、今回登録した日は偶然前後に別のイベントがあったので、例外として1日だけの利用をすることができました。

場所が予約できたので、レイアウトのために寸法図を作ります。
公式サイトに詳細な寸法図があったので数値を図に記していきます。
そして実際に会場に足を運び、念のためメジャーで実測してレイアウトを固めていきました。
最終的には以下の構成で決定!

デザインフェスタギャラリーでは机や椅子のレンタルができたので、設備の用意が容易でした。外のスペースが利用可能であることも嬉しい話でした。
ちなみに椅子だけは他スペースで使われていて足りなかったため、Amazonで以下の折り畳み椅子を購入しています。蛇腹状に折りたためて左下の円盤状まで小さくなるので便利!

レイアウトが決まったので出展者6名で顔合わせをして、レイアウトから各自のスペースを決めていきました。ここまで終われば物理的な出展準備はほぼ完了。
次に宣伝していきます。宣伝しないと人が来ないのは目に見えているので!
宣伝をしよう
まずは展示会の特設Webサイトを作りました。検索で展示会の情報を得られるようにすることがまず重要なので。
各出展者の宣伝素材や宣伝リンクの情報を集めて4時間ぐらいで作りました。
・作っちゃうやつら展HP
https://tsukutchau-fes.hothukurou.com
特設サイトを作るにあたって、既存の展示会の構成を調べていたのですが、基本的に「タイトル」→「コンセプト」→「出展内容」→「出展者」→「開催日時と場所」が多かったですね。
対して作っちゃうやつら展HPでは「タイトル」→「開催日時と場所」と表示して最後に「コンセプト」を表示しています。
問題です。なぜでしょうか。
正解は、「自分みたいな無名人がコンセプト語るのはしゃらくさい気がする」からでした。実用性重視して「開催日時と場所」を優先して、最後に「コンセプト」を置いています。
ちゃんとページ末尾まで見てくれた人への感謝を込めてウケを狙いました。ユーモアで締めてなんぼです。

と、サイトが無事に完成したのでプレスリリースを一斉送信しました。
何社採用されるか、プレスリリースを送るときはいつもドキドキします。結果なんと3社掲載となったのでかなり打率が高い結果となりました!時代が個人展示会を求めているのかもしれません。
・インディーゲーム展示会『作っちゃうやつら展』が2月23日に原宿で開催(gamebiz)
https://gamebiz.jp/news/419562
・個人ゲーム制作者の作っちゃうおじさん氏主催のインディーゲーム展示会「作っちゃうやつら展」が2月23日より原宿にて開催!6人のクリエイターが手掛けた全7タイトルが展示(GAMER)
https://www.gamer.ne.jp/news/202601200007
・個人ゲーム制作者によるインディーゲーム展示会「作っちゃうやつら展」,2月23日に東京・原宿で開催。入場無料で試遊プレイを楽しめる(4gamer.net)
https://www.4gamer.net/games/991/G999110/20260120060
特に4gamer.netさんは別のゲームイベントにてこの「作っちゃうやつら展」について言及していました。やっぱり個人展示会は求められている!
・渋谷の街で都市型ゲームフェス! 「SHIBUYA GAMES WEEK」はどんな思いをもって始動したのか。プロジェクト主要メンバーに聞く
https://www.4gamer.net/games/991/G999111/20260129063

また、ゲーム制作のイベントカレンダーで有名なゲームメーカーズさんのカレンダーにも登録してもらうことができました!
https://gamemakers.jp/event/?eid=4j0lslnj0q6u9vqrhh742jc3c7
と、無事に展示会の三大準備である、出展者募集・設営準備・宣伝の三本柱が終わったので、当日を迎えることになりました。
当日の準備
10:00、当日設営です。

自主開催なので、机をレイアウト通りに配置することからはじまります。
11:00会場予定なので忙しい!

宣伝用ポスターをタペストリーにしているのですが、ポスタースタンドに吊り下げたタペストリーが旗のように風でたなびきます。
当日は小春日和だったのですが、風が多くて苦労しました。


11:00から15分ほど遅れましたが無事に開場!
宣伝のおかげもあってか、ちゃんとお客さんが来てくれて一安心!







このあとも19:00まで開場していました。長丁場ですが、スペースが使えるギリギリの時間まで会場できるのも主催のメリットかもしれないですね。
無事にギャラリーが閉じる20:00前に撤収完了!
乾杯!ビールうまい🍺

振り返り
30人以上が来たはず
私の作品『ダンジョンボンバー』は展示会試遊時にゲーム開始回数をカウントしています。その数値が今回30回だったので、少なくとも30名以上が来てくれたはず。
直近の東京ゲームダンジョン11では6時間で61名に遊んでいただいたので、そちらに比べるとスローペースではあったのですが、その分お客さんとしっかりコミュニケーションが取れました。
原宿の良い立地なので、もしかしたら原宿の観光客が来てくれるかな……と思っていたのですが、さすがに遊んではくれませんでした。これが商店街や秋葉原だったら遊んでくれる人が多かったかもしれないですね。
イベント出展費は回収できました
今回、会場費29000円に作っちゃうやつら展のタペストリー作成費2790円が出展費となります。
6で割ると5300円です。安い!
今回来場されたお客様のご支援もあり、物販により無事に出展費を回収することができました。ありがとうございます!常設化しても(自分という人件費を除けば)問題ないことがわかったので、また次回の企画を考えます。
まとめ
以上で個人がギャラリーを借りてグループでゲーム試遊イベント「作っちゃうやつら展」を展示した話を終わります。個人でこういった展示会を行うことは、非常に刺激的で楽しかったので、興味ある人はぜひ真似して展示会を主催していただければと思います。個人で主体的に動けるようになることで、はじめて組織や社会へ良い関わり方ができるようになると思うので。
ちなみに今回展示したダンジョンボンバー体験版はSteam Next Festで現在遊べますので、ぜひ遊んで感想をいただけると嬉しいです。
・ダンジョンボンバー 体験版
https://store.steampowered.com/app/4366460/




