ワンマン!試遊台3台+PV再生1台!東京ゲームダンジョン10 振り返り

概要

2025年11月9日(日)に東京・浜松町で開催された「東京ゲームダンジョン10」の振り返り記事です。
今回はタイトルの通り、PC4台を持ち込んで自分史上最大規模の展示を実現できました。その裏話や、スタンプラリー主催の話も交えてお届けします。

以下、東京ゲームダンジョンは略して「ゲムダン」と表記します。読みやすいからね!

前回のゲムダン9・ゲムダン8の振り返りもページ下にリンクを載せているので、順を追って読むと成長の過程が感じられて面白いと思います。

今回の配置

前回のゲムダン9では試遊台2台+PV再生台1台を確保しておりました。以下画像がゲムダン9での展示内容です。

私のゲームは1プレイに約20分かかるため、遊んでもらう回数を増やすにはPCを増やす必要があります。
そこで今回は、試遊用PC3台+PV再生用1台=合計4台体制を実現しました!

個人でここまでの展示を行うのは珍しいようで、見た方から驚かれることもしばしば。

ここまでゆとりのある机を使える展示会はなかなかありません。

参考までに、自宅(120cmダイニングテーブル)で展示リハーサルしたときの映像をどうぞ。
奥の方は机からはみ出してノートPCが1台落ちてしまっていますね!

このように、自宅では再現できないほどのデカ机で展示できるのがゲムダンの魅力です。

ちなみに、ゲムダンは11:00〜17:00開催ですが、私はワンマンで運営しているため、その間トイレに行くことができません。
ただ実際は不思議なもので、お客さん対応でアドレナリンが出まくるせいか、尿意が完全に引っ込みます。
10:55にトイレを済ませたあと、次に行ったのは帰宅後の22:00。打ち上げでビール2杯飲んでいたのに…どういう仕組みなんでしょうね。健康には良くないと思います。

スタンプラリーを企画した

試遊率を上げるには、スタンプラリーがとても有効です。
「知らないゲームだけど、スタンプがもらえるならちょっと遊んでみようかな」と、新しい体験を促すことができるからです。

実はゲムダンのスタンプラリーは、出展者同士の有志企画です。
大学の文化祭のようなノリで、常連参加者の方から聞く限り、どうやらゲムダン6から始まったとのこと。

前回のゲムダン9でも企画があり、私も参加していました。
しかしその発起人が次回(ゲムダン10)ではデジゲー博に出展するとのことで、
「これはもしや、誰も主催しないのでは…?」という懸念があり、実際そんな空気もあったため、
今回は私がスタンプラリーを主催することにしました。

ということで早速参加ブース20組を募り、スタンプシートを作成しました。参加してくれたブースのみなさまありがとうございます!

その時に得た知見なのですが、

スタンプラリー用紙は厚紙の方が使いやすい、光沢紙・マッド紙は意外とインクを吸いにくいため、普通紙がベストです。

スタンプラリー企画したい人は参考にしていただけますと幸いです。

参加ブースのみなさまからも好評の企画でした!4カ所以上回ると、それ以降全てのブースで景品プレゼント!という企画だったのですが、このシステムのおかげで周遊率が高まったようです。

ただ、用意した景品をもっと渡せたという声もあったので、次回は獲得条件を緩めて3カ所以上でプレゼントにしてもよかったかもしれませんね。

また、押されたスタンプが少し見づらかったりと課題もあったので、次回改善していきたいです(もしくは誰かデザイン得意な人、ぜひ主催お願いします!)

自作のダウンロードカードを作った

今回メイン展示であるダンジョンデストロイヤーですが、前回ゲムダン9の後にリリースすることができた作品です。今回のゲムダン10が最後の展示になるので、せっかくならば体験版の展示だけでなくゲームの手売りもしたいと思い、ダウンロードカード(DLカード)を作成しました。

調査した限り、DLカード作成サービス自体はあるのですが価格が割高だったため、今回は手作りでDLカード作成をしました。

DLカードは名刺印刷で作成します。ACCEAで片面カラーを頼むと100枚390円で制作でき、入稿から3~4時間ほどで現地受け取りすることができました。早い!

裏面にはDLキーを記入するのですが、DLキーの文字列は1枚ごとに変わります。

変更文字列を考慮して印刷する方法をバリアブル印刷と呼ぶのですが、これまた単価が高かったので、以下のA4シール紙を購入して印刷することにしました。

専用のエクセルシートを用いて文字列を記入した上で通常のA4印刷を行うとちゃんとシールごとに異なる文字列が印刷できます。便利!

https://amzn.to/47PNifk

あとはこのシールを貼り付けることででいい感じのお手製DLカードができました。おそらくこの方法が最もコスパの良いDLカード作成方法だと思います。

Steamキー発行については以下ガイドラインを熟読しましょう。特に「Steamキーのルールとガイドライン」は重要です。

・Steamキーのルールとガイドライン

https://partner.steamgames.com/doc/features/keys

また、もう一つの注意点としてブランドロゴを入れるときはしっかりライセンス表記を入れましょう。

たいていのロゴにはブランドガイドラインがあるので、一読するとよいです。

・Steamブランドガイドライン

https://partner.steamgames.com/doc/marketing/branding?l=japanese

ちなみに余談ですが、このシールを流用してドンキホーテpopを参考に値札popを作成しました。

ドンキホーテ風popは購買意欲をそそりますね!!!(5の形は一番下のものが最もドンキに近い)

当日の来場者のようす

当日ブースに遊びに来てくれた方の動機ですが、以下の理由でした。

(1)SNSでみました!
(2)前回お会いしたのでまた来ました!
(3)作っちゃうおじさんDiscordチャンネルに入ってます!
(4)おがダイレクトで紹介されたので来ました!
(5)ゲーム面白そうなので来ました!
(6)展示のPV見て気になった!
(7)スタンプラリーできました!

(1)~(5)に関しては普段の活動が功を奏した形になります。SNS活動も大事ですし、イベントに何回も出展すると仲良くなったお客さんが増えるので良いですね。ダンジョンデストロイヤーを購入済みの方も多く、嬉しかったです。

(6)(7)は展示や誘導によって遊んでくれた方になります。

ダンジョンデストロイヤーや作っちゃうおじさんの活動を新たに認知してもらうことがイベントの目的でもあるので、この層にしっかり訴求できると今後もファンが増えていくのかなと思います。

ちなみに、ダンジョンデストロイヤーを購入済みの方には新作のダンジョンボンバーを遊んでもらいました。

こちらはイベント日2日前に完成した爆弾を設置して、誘爆してコンボ狙う爆破ローグライト「ダンジョンボンバー」です。

爆発と破壊は楽しいので、これはウケるだろうと思ったところ、しっかりと好評でした!

しかし、突貫工事で体験版までもっていった代償で、思わぬバグが頻発してしまったのが残念です。

ともあれ、制作中のゲームが好意的に受け入れられたという事実はゲーム完成までの最強の原動力になります。この原動力を手に入れることができたことが今回のイベントの大きな収穫になりました。

まとめ

以上で、東京ゲームダンジョン10の振り返りを終わりたいと思います。

やはりイベント出展は得るものが多いです。DLカードも18枚売れましたし、実際に遊んでくれた人のプレイを後ろから観察させていただくことで、今後の改善点もしっかり持って帰ることができました。

次回東京ゲームダンジョン11も出展予定なので、なにとぞよろしくお願いいたします。

ちなみに次回はダンジョンボンバーをメインで展示していく予定です。3か月で1本Steamリリースする予定なのですが、SteamNextFesが2月にあるので、それに間に合わせてほぼ完成版である体験版をリリースできればと思います。

過去の東京ゲームダンジョン参加記事