2025年夏!創作モチベが上がった展示会3選!

外出の予定いれたきゃ展示会を楽しもう

夏といえば大型連休!でもこんな熱い中外にいたらあっという間に干からびてスルメイカよりも水分がなくなってしまうのは目に見えています。

それでも外出したい!そんな時は屋内で楽しめる展示会に行きましょう!

そこで、最近私が実際に行って面白かった展示会を紹介したいと思います!

佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方) 横浜美術館

佐藤雅彦展 入口の文章

ピタゴラスイッチ、だんご三兄弟などで知られる佐藤雅彦さんが過去に手掛けた作品の「作り方」を解説している展示会。「ドンタコスったらドンタコス♪」のように一度は聞いたことがあるCMやポスターをどのような作り方で制作したのか、その「作り方の作り方」を説明している展示会でとても興味深かったです。

佐藤氏はいくつかの作り方を発明して、それをもとにたくさんのCMを制作しているのですが、その作り方を脳内でトレースしようとしても上手くいかず「作り方がわかったとて、ここまで魅力的なCMを量産できるのはすごすぎない・・・!」と終始たまげっぱなしでした。

この展示会を見た後創作意欲がメキメキと上がっていった結果 「ああ、自分も何か作ろう!!!」と意気込んで工場でアルファベットを生産するゲームを作ろうと意気込んだものの、面白くならずに撃沈。

「自分もできる面白いものを作る作り方」をもっと見直さないとなあと思った次第であります。

・展示会URL

1999展 六本木ミュージアム

1999展の「ある場所」

1999年7月といえばノストラダムスの大予言で有名な年ですが、こちらはその予言が実際に事実となった「世界の終末」を体験できる展示会です。

世界の終末って、なんかカッコいいですよね!!1999年付近にはセカイ系なんてジャンルも流行っていました。彼女が兵器になって世界が滅亡する「最終兵器彼女(2000年)」とか、使徒と人類存亡をかけて戦う「エヴァンゲリオン(1995年)」あたりはまさに世界の終末をバリバリ反映してましたよね!

まあ、世界は滅びず今も続いているわけですが、そういう世紀末の雰囲気を体感できる展示となっておりました。

そういえば、2025年7月5日に陰謀論がささやかれていましたが何も起きませんでしたね。勉強熱心な私は事前に元ネタの本「私が見た未来」を読んで予習していましたが、予言の内容より作者の描いたホラー漫画が面白かったのでそちらの方ばかり覚えています。歴史の教科書を読んで勉強していた中学時代に、偉人の名前は覚えられなかったのに当時の食事内容はしっかり覚えている現象と似ていますね。

ホラーゲーム「SIREN」のシナリオを手掛けた方が関わっており、どことなく体感型ゲームを味わうような感覚でした。世紀末の感傷的な気分に浸りたいときにオススメです!

・展示会URL

https://1999-kioku.jp/

(サムネはサムネカードより引用)

恐怖心展 渋谷BEAM

恐怖心展の展示物

恐怖って嫌ですよね。でも人類はこの恐怖心から逃れるために農作をはじめ文明を起こし、安全な居住を手にして今に至るわけです。それでも恐怖心というのは様々な形で我々の心に残り続けております。例えば不潔からの恐怖で潔癖症になったり、上司からの怒号を恐れて消極的になってしまったりするのです。

本展示会ではそのような恐怖心を要素にわけて様々な形で展示しています。

「え、ネガティブぽくて嫌だな」と思われるかもしれませんが、この展示はむしろ「さまざまな恐怖心を自覚することで、恐怖を克服したり、娯楽として楽しめるようにしよう」というポジティブな要素が多い展示会となっております。

前半はわかりやすい恐怖心を取り上げていますが、中盤からは意外と気が付かれにくい恐怖心も紹介されております。例えば「周りの流行から離れてしまうことの恐怖心」はSNSをこまめに確認しないと気が済まないSNS脳の我々ならみんな持っている恐怖心です。ぜひ自覚して克服していきたいですね。

「幸せになることの恐怖心」というのもあります。自慢している人を見ると嫌な気持ちになると思うのですが、このような「幸せを表現して人の気分を害してしまうこと」を恐れてしまう恐怖心です。人を加害することにも人は恐怖を感じるようです。

実際、自虐スタンスでコミュニケーションをとった方が円滑に進むことって多いですよね。バキバキ童貞の躍進も「童貞」という自虐スタンスが好感を持って受け入れられているものだと思いますし、かくいう私も学生時代は童貞キャラでコミュニケーションと笑いを一身に受けておりました。

あとは家の中でウルサイ音立てないでねという「騒音注意のチラシ」も展示されておりました。問題ですが、これはどんな恐怖心でしょうか。実際このチラシを受け取ると、嫌な恐怖心が芽生えた方も多いのではないかと思います。

答えは「夜中に音を出して近隣に住む人に迷惑をかけてしまうかもしれない」という恐怖心を誘起するものでした。この展示会で紹介する恐怖心が身近にあることを示す面白さを物語っていますね。

 

考えてみれば、物語のキャラクターって考えてみればみんな「恐怖から逃れるために動く」ものなのです。「死から逃れるために魔王と戦う」といった原始的な生存本能もよいですが「魔王に見捨てられる恐怖から、残虐な行動がとれる魔王の部下」「国民からの非難を恐れて、魔王に襲われても重要な決断を行わない国王」みたいに、恐怖にフォーカスしたキャラクター造形は、同じように常日頃から恐怖を感じている我々に魅力的に映るのだと思います。

また、恐怖心を自覚することで、ある種の自覚ができるのでその点もおススメです。

・展示会URL

https://kyoufushin.com/

恐怖心展HPより引用

さいごに

以上で今年夏楽しかった展示会3選の紹介を終わります。

ぜひ展示会巡りをして、楽しい夏を過ごしていただければと思います!

また、ここで紹介した以外にもまだまだ展示会はあります。

8月開催予定で今一番楽しみな展示会は心霊写真を多数展示している「視える人には見える展・零」です。今年春にも展示会があったのですが、予約いっぱいで入れなかったので、今回が初参加となります。

また、もし「面白い展示会あります!」と紹介したいという人がいれば、ぜひ私こと作っちゃうおじさんに連絡してもらえると嬉しいです!とても興味あります!

実は私も展示会に出展します

2025年8月3日(日) 、東京浜松町にてインディーゲーム制作者がゲームを展示するイベント「東京ゲームダンジョン9」が開催されます。

個人でゲームを制作しているという、創作の中でも狂気にまみれたインディーゲーム制作者がたくさん参加しております。創作モチベ上がること間違いなし!!!

このイベント、実は私も4Fに「作っちゃうおじさん」という名義で出展しますので、ぜひ会いに来てください!もてなしますよ!!!!!!

・東京ゲームダンジョン9

https://tokyogamedungeon.com/