ポケモン1時間対戦のススメ
子供の頃に戻って、通信ケーブル繋いでポケモン対戦したいなあ・・・。
ポケットモンスターは1996年にゲームボーイで発売された、日本を代表するモンスター育成RPGである。
このポケモンブームが起きたとき、筆者は小学1年生だった。
放課後、通信ケーブルを持ち出して友達とポケモンバトルを楽しんだ記憶がある。小学校でも、「フリーザを捕まえるための攻略情報」から「Lv.100ミュウが出現するミュウの森がある」というデマ情報まで、たくさんのポケモン情報が会話のネタとして飛び交っていた。
2020年、筆者は30歳となりポケモンとは無縁の生活を送っていたのが、仕事帰りに駅のホームでふと「当時のように初代ポケモンで対戦したいなあ」と思いついた。
ただ当時のようにポケモンに熱中できるほどの自由な時間はない。何か気軽にポケモン対戦できる良い方法はないか。
そう思いながら気分転換にyoutube実況を見ていると、「ポケモンをはじめから育てて、1時間ごとに対戦する」という面白い動画を発見した。これだ!1時間だけなら気軽にポケモンバトルができる!
実況も面白かったので、さっそくアマゾンで初代ポケモンとゲームボーイ2台を購入しようと思ったのだが、いかんせん高かったので代わりに初代ポケモンリメイクであるファイアレッド/リーフグリーンとゲームボーイアドバンス(GBA)2台を購入することにした。
もちろん通信ケーブルも忘れずに購入。小学生だった頃の自分が見たらウラヤマしいと思う財力だ。こういうとき、大人になってよかったとつくづく思う。
数日後、ポケモン対戦セット一式が到着した。
久しぶりに遊ぶと画面が暗くてびっくりする。
そうか、GBAはバックライトがないので、電気付けていないと遊べないのだ。
こんな暗い画面で子供の頃は遊んでいたのか。そりゃあ目が悪くなるわけだ。
実際に1時間遊んでみる
早速仕事終わりの同僚Aに声をかけてカセット入りのGBAを渡して対戦をお願いする。1時間という短時間で気軽に遊べるためか、同僚Aも気軽に対戦を承諾してくれた。対戦の日が楽しみだ。
ひさしぶりのポケモン、1時間で果たしてどこまで進めることができるのだろうか。帰宅して実際に遊んでみた。
ところで、初代ポケモンを忘れてしまった読者の方も多いかと思うので、ここで旅の流れを大まかに説明する。
・マサラタウン(オーキド博士から、炎タイプのヒトカゲ、水タイプのゼニガメ、草タイプのフシギダネから1匹選んで冒険に出発する)
・トキワシティ(ショップもらったお届けものを、オーキド博士に届けないと先に進めない)
・トキワのもり(キャタピーのような虫タイプがいっぱい出てくる)
・ニビシティ(岩タイプポケモンを使うタケシがいる)
・おつきみ山(ズバット、イシツブテがいる長いトンネル)
・トキワシティ(水タイプポケモンを使うカスミがいる)
・マサキの家(ゴールデンブリッジ5人抜きしたりと、道中大量のトレーナーが出現する)
・ニビシティ(サントアンヌ号や電気タイプポケモン使いのマチスがいる。ディグダの穴という洞窟がある)
・サントアンヌ号(船長がいあいぎりの技マシンをくれる)
当時遊んだ記憶を思い出していただけただろうか。みなさんならどこまで進めることができるだろうか。
実際、どこまで進みそうかアンケートを取ることにした。
カスミのいるハナダシティが最多投票数となった。タイミング的にもおつきみ山を攻略してひと段落つくところなので、いかにも1時間で到達しそうなところである。
実際に自分が初回プレイした時は、おつきみ山を攻略できずに時間切れとなってしまった。出口がわからず遭難してしまったのだ。
翌日会社でそのことを話すと、同僚Aは「最初ポケモンをもらったばかりにはじまるライバル戦で負けてしまった」という。実際自分も序盤のポッポで負けてしまったので、当時は気にならなかったが、このゲームはどうやら本気で殺しに来ているらしい。
とはいえ、無事にお互いの最強1時間パーティが完成したので実際に対戦を行う。こちらは1匹集中で育てた草タイプのフシギソウLv.18。フシギダネを進化させて一回り強くなっている。
一方相手はフシギダネLv.14。それとキャタピーを進化させたであろうスピアーLv.10。おそらく経験値をスピアーに振ったのだろう。スピアーは虫タイプなので草タイプのフシギダネに有利に出られる。果たして結果は・・・!
私の圧勝だった。やはりレベル差は覆らなかった。1時間という短期決戦ルールだとどうやら主力ポケモン以外を育てる余裕はなさそうである。ただ、対戦に負けた同僚も仕事疲れが取れたかのように笑顔だった。ポケモンバトルを通して中年が子供の純粋さを取り戻したのだ。
お互いオーキド博士から最初にフシギダネを選んでいた。最初に入手できるポケモン3匹は弱点が火→草→水→火……とじゃんけんのような構造になっているので、最初にどのポケモンを選ぶのかは勝敗に直接影響する重要な選択である。
今回、二人とも草タイプのフシギダネを選んだ理由は2つ。
・草タイプは岩タイプのタケシ・水タイプのカスミに強いから
・炎タイプのヒトカゲの弱点は岩タイプでタケシに勝てない。よって草タイプの弱点であるヒトカゲは選ばれないから
ただ、フシギダネの弱点として序盤の主力である「つるのムチ」を覚えるレベルが高いという問題がある。また、フシギダネはとにかく火力がないので一回の戦闘に時間がかかりすぎてしまうのだ。
さて、そのあと興味を持ってくれた別の同僚Bと対戦することになった。二回目のプレイでは前回の反省を踏まえ無事におつきみ山を突破して、なんとかハナダシティへ到達することができた。
翌日同僚Bに話を聞いてみるとおつきみ山で突破できずにいたらしい。どうもおつきみ山が1時間プレイ初心者の壁として立ちふさがっているようだ。
ともかく対戦してみる。出したポケモンはお互いフシギソウ。
ただレベル差があった。こちらはLv.20だが相手はLv.16。フシギソウはねむりごなを覚えているため、運が良ければ相手を眠らせて逆転の目もあるのだが、結局はそのレベル差を活かして勝利することができた。
このように、私は夜な夜な同僚たちとポケモン対戦会を開き、その腕を磨いていった。
大人のコミュニケーションといえば飲み会だが、今後はそれに代わり1時間育成ポケモンバトルを提案していきたいところだ。お金もかからないし、1時間程度で完成するので手軽である。
30歳になった中年がGBAをプレイしている様は非常に異質ではあるが、こういう「子供らしさを見せる余裕」こそ現代が求めている癒しなのではないだろうか。
ある同僚は、自分の娘にプレイを任せて可愛いニックネームのプリンを育ててきた。ささやかな家族愛をのぞかせる一面である。
こうして対戦を続けていくにつれ、どこまで行けるか試したくなってしまった。このルールの最適解を追求したくなったのだ。
フシギダネだけではなく、ゼニガメやヒトカゲも試してみた。そこで、攻略サイトを元に実際にプレイしてどこまで育てられるか極めてみた。
ここからは、「ファイアレッド/リーフグリーン」を1時間プレイして対戦した時に最強パーティを作成するためのガチ考察を書いていく。この知識さえあればまずこのルールで負けることはないだろう。もし興味があればあなたもGBAとカセットを購入して、実際に試してほしい。
(もし間違っている点がありましたら是非ご指摘頂けると嬉しいです。)
ポケモンファイアレッド/リーフグリーン1時間最強パーティ考察
ここで一旦ルールを細かく定義する。
さて最強パーティを考察する際に重要な選択は、「最初の3匹どのポケモンを選ぶべきか」である。
これもtwitterでアンケートを取ってみた。
アンケートではゼニガメが一番多かった。ヒトカゲが最下位なのは岩タイプのタケシと水タイプのカスミに不利だからだろう。
実際に検証したところ、ヒトカゲ,ゼニガメ,フシギダネどれを選んでもマチスのいるクチバシティに到達することは可能であることがわかった。
ゼニガメが最もクチバシティ到達が容易で、次にヒトカゲ、フシギダネは最も到達が困難であった。
その理由は各チェックポイントごとに説明する。ちなみに道中は可能な限り戦闘を避けるために可能な限りトレーナーの視線を避けるのはもちろんのこと、ダンジョン内では常に虫よけスプレーを噴射しつつ進もう。
ニビジム攻略の手引き
炎タイプのヒトカゲは一見すると今回のレギュレーションでは不利のように見えるが、実はタケシ戦さえ対策できればサクサク進めることができる。これはリメイク版ヒトカゲはLv.13で岩タイプに特効であるはがねタイプ技「メタルクロー」を覚えることができるからだ。
ヒトカゲを選んだ時は「序盤の敵をすべて撃破して、トキワの森の全トレーナーを燃やし尽くしてLv.13手前まで育てること」が大事である。全ての虫を焼却するのだ。そして、タケシの前にいるトレーナーが出すイシツブテを倒した時にLv.13になれば、メタルクローを使ってタケシを撃破することができるだろう。
それでもタケシ戦は長期戦となるため、傷薬を大量に買い占めよう。タケシ戦で一番の猛威はイワークの技「がんせきふうじ」だが、きずぐすりで回復可能な程度しか減らないのでHPさえ気を付ければ撃破することが可能である。
ちなみにヒトカゲでタケシ撃破した時に19分を目指そう。フシギダネは17分、ゼニガメは15分でタケシ撃破可能だ。
フシギダネは岩タイプ特効のつるのムチを覚えるまでにLv.10まで上げる必要がある。これが意外と面倒なのでタイムが遅くなる。ゼニガメはLv.7であわを覚えるので必要最低限の戦闘で突破可能だ。
ちなみにおつきみ山手前の通路でゼニガメ・ヒトカゲ・フシギダネは一段階進化するはず。一段と頼もしくなった主力ポケモンを携えておつきみ山を攻略しよう。
おつきみ山出口にいる格闘家2人から技を覚えよう
リメイク版ではおつきみ山の出口に格闘家が2人いて、それぞれから「メガトンパンチ」と「メガトンキック」を覚えることができる。これが強力で今後のメイン火力となるので、ぜひとも主力ポケモンに覚えさせよう。
メガトンキックはめちゃくちゃ強い。命中率が低めで使用回数が5回しかないのが玉にキズだが威力が120もあるので、この時期に覚えているどの技よりも強力なダメージを与えることができる。
メガトンパンチは威力80と一歩劣るが、それでも十分に強い。更に使用回数が20回もあるので、主力ポケモンの属性技が効かない相手に対して貴重な有効打として使うことができる。
ところで、バトルでは自分のタイプと一致する技を使うと与えるダメージが1.5倍に上昇する。ゼニガメのみずでっぽうが威力以上にダメージを与えることができるのはそのためである。
だが、タイプ一致を考慮してもメガトンパンチ・メガトンキックがこの時点での最強威力技となる。この場違いとも言える技をぜひとも主力ポケモンに覚えさせよう。
しかし、残念なことにフシギダネだけはこの二つの技を覚えることができない。このせいでフシギダネはハナダシティからマサキの家に行くまで長期戦を強いられてしまうのだ。
フシギダネの草タイプは、序盤によく出現する虫・毒・草タイプには効果が低いので、そのタイプのポケモン相手にはたいあたりで攻めることになる。Lv.22になると強力なはっぱカッターを覚えることができるが、それでもナゾノクサ(草・毒タイプ)相手にはたいあたりの方が強い。
今回の1時間レギュレーションではフシギダネがとにかく不遇である。
フシギダネ育成時が嫌になった時はおつきみ山でピッピを捕獲して、つきの石でピクシーに進化させるとよい。ピクシーならば「メガトンパンチ」と「メガトンキック」の両方を覚えることができ、またタイプ一致により1.5倍のダメージを与えることができる。とても強力だが、岩タイプに対してはダメージが半減するので注意が必要だ。
ところで、初代と違ってリメイクでは各ポケモンごとに特別な効果のある「とくせい」というものが備わっているのだが、ピクシーのとくせいは「メロメロ」で、異性のポケモンがたまに動かなくなることがある。このとくせいが対戦で強力なので育ててみる価値はあるだろう。
フシギダネチャートだとピクシーは第二の主力ポケモンとして力を発揮するはずだ。ちなみにメガトンパンチ/キックの習得候補としては、ピクシーの他にニドキングが考えられる。おつきみ山手前の3番道路でレア出現するニドランをニドリーノ/ニドリーナに進化させて、つきの石でニドキングまで育成するのだ。
ただ、ニドリーノ/ニドリーナに進化させるためにはLv.16まで上げる必要がある。さすがに時間がかかりすぎるのでおそらくニドキングまで育てきれないだろう。[要検証:誰かやってみてほしい]
ちなみに、格闘王2人のいる場所に左に隠しアイテムのスーパーボールがあるのでぜひ入手しよう。あることに使えるぞ。
ハナダシティのライバルが強すぎる
ハナダシティにいるカスミは倒せないならスルーしても問題ない。フシギダネなら楽勝だが、ヒトカゲだとまず倒せない。
ゼニガメを選んでいた場合、カスミからもらえる技マシン「みずのはどう」が「みずでっぽう」よりも強いので交換しよう。みずのはどうの威力は60なので、ゼニガメならばタイプ一致の1.5倍補正がかかり、強力な大技となる。
カスミの出すスターミーLv.21が強くて苦戦するのだが、ゼニガメがLv.19になると覚える「かみつく」がスターミーの弱点である悪タイプなので使っていこう。
ハナダシティに到着したら、そこから真上にいる橋を渡ってマサキの家に向かうのだが、その道中にライバルが出現する。このライバル撃破が1時間プレイ最大の敵として立ちふさがる。
ライバル戦撃破にはレベル上げが重要である。ゼニガメやヒトカゲならLv.20もあれば撃破可能だが、フシギダネだけメガトンパンチ/キックを覚えられないため、火力不足でライバル戦突破が難しい。また、ライバル戦の1匹目はピジョン、フシギダネが苦手とする飛行タイプだ。
フシギダネがライバルに勝つためには、はっぱカッターを覚えるLv.22まで育てる必要がある。最短でライバル戦に到達した時、フシギダネはLv.20程度なのでどうにかしてレベルを上げる必要がある。
そこで、道中で手に入るふしぎなアメを用いたドーピングを行う。実はおつきみ山とハナダシティの花壇に、レベルが一つあがるふしぎなアメが落ちているのだ。2つあるのでこれを使えばLv.22に到達可能。ぜひ拾っていこう。
具体的な場所を手書きで書いたので参考にしてほしい。
ふしぎなアメをとるためには、おつきみ山入口から矢印の方向に辿るとよい。この経路ならばトレーナーと対戦せずに進むことができる。
また、二つ目のふしぎなアメはハナダシティでは家の庭に落ちている。花マスと花マスの間にあるので、花マスに立って何もないマスの方を向いてAボタンを押そう。
ドーピングが完了したらショップでいいきずぐすりを買い込んでおこう。ヒトカゲ、ゼニガメでもいいきずぐすりは持っておいた方がいい。
ちなみに、このライバル戦はメガトンパンチ/キックを覚えたピクシーLv.10を用意しよう。辛い戦いにはなるが何度もプレイすればライバル戦を突破できるはず。
ライバル撃破時のプレイ時間の目安は30分。カスミ戦を加えたなら35分ほどになるだろう。そして、マサキの家までの道中に大量のうろついているトレーナー戦を突破して48分以内にマサキの家に到達しよう。クチバシティまで到達して、そこから最強パーティ作成を行う。
早ければ早いほど、クチバシティ到着後にできることが増えるのでとにかく時間重視で急ごう。
マサキの家到着後、泥棒の入ったハナダシティの民家を経由してクチバシティに進むことができる。クチバシティへは地下通路を経由するのだが、地下通路を出ると6番道路に到着するのだが、そこにある「ふしぎなアメ」と「オボンの実」はぜひともとっておこう。
初代と違い、リメイク版ではポケモンに道具を持たせることができるのだが、オボンの実をもちものとして持たせるとHP30回復することができる。対戦で強いのでぜひ持たせておこう。
1時間プレイ終焉の地クチバシティ
クチバシティは1時間プレイの最終目的地。ここからは技集めや仲間集めに時間を使おう。
クチバシティでは、今回のレギュレーション環境を支配している「あるポケモン」を捕獲する。このポケモンの有無で戦力は大きく変化するのだ。
そのポケモンとは・・・!
クチバシティにはディグダの穴という洞窟がある。このディグダのあなには、低確率でものすごくレベルの高いダグトリオが出現することがある。
1時間プレイでは、最終的に主力はLv.28程度まで上昇するのだが、ここで捕まえられるダグトリオはLv.29 or Lv.31。もうめちゃくちゃに強いのだ。
ダグトリオは地面タイプなのでポッポなどの飛行タイプには一見不利のように見えるが、実際は飛行タイプが弱点としている岩タイプの技をダグトリオは覚えることができる。
岩タイプの技マシン「がんせきふうじ」はタケシに勝つともらえる。これを覚えさせることで、ダグトリオはひこうタイプに対しても強く出ることができるのだ。
このダグトリオはじめんタイプなので、炎タイプのヒトカゲは不利だ。逆に水タイプのゼニガメならじめんタイプのダグトリオに有利となる。よって、ヒトカゲよりもゼニガメの方がダグトリオ支配環境では強い。
ちなみにダグトリオ捕獲の際は、ディグダの穴で虫よけスプレーをまいてうろつくとよい。虫よけスプレーは先頭ポケモンのレベルよりも少ないポケモンが出現しなくなる道具なので、虫よけスプレーをまいたらダグトリオ以外出現しなくなるのだ。
もしダグトリオに出会っても、捕獲確率が低いのでモンスターボールでの捕獲は困難を極めるだろう。そこで、おつきみ山出口の格闘王付近にあったスーパーボールを利用しよう。容易に捕獲することができるぞ。
ダグトリオを覚えたら忘れずに技マシン「がんせきふうじ」を覚えさせよう。
サントアンヌ号・11番道路での仲間集め
フシギダネではダグトリオ捕獲したあたりでプレイ時間が1時間になってしまうだろう。ただ、ゼニガメやヒトカゲなら更に10分ほど探索する余裕ができているはず。その時間を使って、サントアンヌ号での道具探索や11番道路での仲間集めをしていこう。
サントアンヌ号では、地下一階にある技マシン「ねむり」と1F厨房のゴミ箱下にあるカゴの実を入手するとよい。カゴの実はもちものに持たせるとねむり状態を回復することができるので、対戦時のねむりごな対策にぜひ入手しておこう。
サントアンヌ号船長からもらえるひでんマシン「いあいぎり」はメガトンパンチには劣るが地味に強いのでサブの仲間に覚えさせても良いかもしれない。
また、ディグダの穴の東にある11番道路で時間ギリギリまで仲間集めをするのも良い。捕獲するならばアーボやスリープを捕獲するのがオススメ。アーボはとくせい「いかく」により相手の攻撃力を下げる効果があり強力なのだが、ファイアレッドにしか出現しないので注意が必要だ。
ここまでがポケモンを1時間プレイして進められる上限である。もう少し効率化したらもっと先のイワヤマトンネルまで行けるかもしれないが、かなり難しいだろう。
さて、序盤に選ぶポケモン3匹ごとの攻略チャートをお伝えした。これを踏まえて最強パーティ作成論を述べる。
結論:ゼニガメが現状最強
上記を考慮して、私が出す最初に選ぶべきポケモンは「ゼニガメ」である。理由は以下三点。
もちものは眠り対策のカゴの実かHP30回復させるオボンの実をつけよう。
そして、ダグトリオ、アーボ、スリープあたりをおともとして連れてくるとよいだろう。
もし相手がフシギダネを進化させたフシギソウを連れてきた場合、ねむりごなが厄介であるが、カゴの実で1回だけなら防ぐことができる。その間にダグトリオに変えるなり、メガトンキックをお見舞いしてやればよい。もしピクシーがいてもレベル差があるので、対処は容易だろう。
ヒトカゲ相手であればみずでっぽうを使うかダグトリオのじめんわざで特効である。もはやヒトカゲに勝ち目はないのだ。
変わり種戦法として、バタフリーを主力として育成し、ねむりごなをばらまくという戦法がある。バタフリーはとくせい「ふくがん」により命中率が高くなるので、ねむりごなが高確率で通用するのだ。
しかし、バタフリーのレベルを15まであげないとねむりごなを覚えない点や、覚えてもすばやさがより高いダグトリオががんせきふうじすれば一撃であるなどの弱点があるので、実用レベルには程遠い。更なる研究に期待する。
まとめ:考察の果てに・・・
以上でポケモン初代リメイクであるファイアレッド、リーフグリーンでの1時間育成バトルの紹介・もとい考察記事を終える。
ここまで考察してしまうと、もう初見で気軽に遊んでくれる人もいなくなってしまった。子供のように何も考えずにただ楽しむ程度にしていた方がよかったのかもしれない。
ただし上記の考察が正しいとは限らない。正直著者はポケモン素人。ただ最初の1時間だけをひたすらにやりこんできただけである。
もし、上記の考察をひっくりかえすような仰天戦法が発見されたのなら、ぜひ連絡ほしい。その時は一戦交えましょう。
おまけ: 著者が作成したポケモンパーティ
カメールLv.29 もちもの:カゴのみ
技:みずのはどう、メガトンパンチ、メガトンキック、かみつく
ダグトリオLv.29 もちもの:オボンのみ
技:あなをほる、がんせきふうじ、どろかけ、いあいぎり
スリープ:Lv.15
技:はたく、さいみんじゅつ、かなしばり、ねんりき
アーボ:Lv.12
まきつく、にらみつける、どくばり
おまけ2: このルールで実際に対戦してみました!