サイト作ったけど、どうやったら人来るんだこれ?
前回、自作のブラウザゲームをサーバーにアップロードする方法についてお伝えしました。
サーバーにサイトをアップロードしたことで、これでめでたくあなたのホームページが完成したことになります。ホーム(家)ページ、つまり夢のマイホームです。
しかし、そのホームページを宣伝しなければ、誰も自分のホームページの存在に気が付かず、アクセスされることはないでしょう。
そこで今回は、ホームページを作成したばかりの初心者の方を対象に、そのサイトに人を集めるために必要なことを説明いたします。
具体的には以下のツールの使い方/実施方法を説明します。この記事を読んでいけば理解できるようになっているでしょう。
【この記事を読むとわかること】
・Google Analyticsの使い方
・Google Search Console の使い方
・sitemapの作成方法
・自分のサイトをSSL化する方法
自分のサイトのアクセス数を確認しよう!
人を集める前に、まず自分のサイトのアクセス数を確認できるようにしないと、成果がわかりません。
そこで、自分のサイトのアクセス数を知るツールを導入しましょう。
・Google Analytics
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
基本的に指示された内容に従っていけば、導入が完了するでしょう。このページでは長くなるので説明を省略します。詰まった方は各自調べてみてください。
Google Analyticsはgoogle が提供しているサイト分析ツールです。
google Analyticsでは「トラッキングコード」というプログラムコードをサイトのページに貼りつけることで、そのページを閲覧したユーザー数やサイトへのアクセス数・滞在時間等を集計することができます。
トラッキングが成功すると、リアルタイムに閲覧ユーザー数を確認することができます。
また、月ごとのアクセス数やページ遷移の流れなど細かい統計も確認できます。
さてこれで、アクセス数を確認できるようになりました。
社会人がよく回したがることで有名なPDCAのC(チェック)ができるようになった訳ですね。
次からいよいよ、集客するための手順を説明します。
google等の検索エンジンに登録しよう!
見知らぬホームページにアクセスする時、大抵の人はgoogleのような検索エンジンを使ってサイトを見つけることでしょう。
そこで、検索エンジンに自分のサイトを登録して、検索で自分のサイトが表示されるようにしましょう。
2019年11月現在、googleが検索エンジンのシェア9割を握っています。
他にもbing,Baidu,yahoo等の検索エンジンがありますが、どれもがシェアが1割未満なので、とりあえずgoogleに登録することを優先しましょう。
では登録・・・の前に、検索順位を少しでも上位に移動するためにサイトのSSL化対応を行いましょう。
サイトのSSL化対応
SSL化とは、「サイトへのアクセスを暗号化して、通信傍受されないようにする」ことです。
SSL化したサイトは「http://」ではなく「https://」でアクセスできるようになります。
googleは2014年頃から、「SSL対応したサイトを優遇します」という旨の発言を行っており、SSL対応していないとページランクが下がってしまう恐れがあります。
幸い、レンタルサーバーには「無料SSL化可能」というサービスを提供しているところが多く、以下記事で紹介しているスターサーバー、エックスサーバーも1時間ほどでSSL化に対応することができます。
ここでは一例として、エックスサーバーでのSSL化の手順を説明します。
その他レンタルサーバーの設定画面にも同じような項目があるはずなので、各自設定してみてください。
エックスサーバーのサーバーパネルのトップ画面から「SSL設定」をクリック。
SSL化するドメインを選択する。
タブの「独自SSL追加」をクリックすると、追加画面に移行するので、設定してください。(私のサイトは設定済みですが、未設定だと追加ボタンが表示されるはずです。)
SSL化開始後、1時間くらいで設定完了します。試しに、自分のサイトのURLを「http://」から「https://」に変更してみましょう。
無事にアクセスできれば完了です。
せっかくSSL化対応したので、「http://」のサイトにアクセスしたら自動的に「https://」にジャンプする(リダイレクトする)ようにしましょう。
やり方は簡単。サーバーのルートフォルダ直下に置いてある.htaccessを開いて、以下のコードを追加するだけです。
※ルートフォルダ:http://(自分のサイトドメイン).(ファイル名) で接続できるファイルが置いてある、一番最上位のフォルダ
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://hothukurou.com/$1 [R=301,L]
上記コードは「httpで繋いだらhttpsに置き換えてリダイレクトしてね!」という意味です。
.htaccessは特殊はファイルで、これが設置しているフォルダ以下のファイル全てに対して、書き込んだ処理内容を実行させることができます。
今回のような「別のページにリダイレクトする」ためによく使われるので、覚えておきましょう。
さて、いよいよgoogleにサイト登録を行う方法です。
googleの検索結果に登録しよう!
実は、twitter等の「googleから見える公開された情報」で自分のURLを公開していれば、いずれはgoogleのサイト巡回ロボット(クローラーといいます)に発見されて、自動的に登録されます。
しかし、この方法だと少々時間がかかりますし、いつ登録されるかわかりません。
そこで、自分からgoogleに登録申請するためのツールをご紹介します。
・google search console
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
使い方は各自調べてみてください。
登録を進めてサイトの所有権確認が完了すると、晴れて自分のサイトが登録できるようになります。
そこで、サイトの情報をgoogleに送信することになるのですが、その時に「自分のサイトのコンテンツ一覧マップ」を送信する必要があります。
「自分のサイトのコンテンツ一覧マップ」 のことをサイトマップといいます。
サイトマップは以下のページで生成できます。
・サイトマップジェネレータ
リンク先で生成したsitemap.xmlをサーバーのルートフォルダ直下ににアップロードしてください。
これでサイトマップの設置が完了しました。
次に、google search consoleにこのサイトマップを送信しましょう。
search console左側のタブからサイトマップを選択して、「新しいサイトマップの追加」欄にsitemap.xmlにアクセスできるURLを記入してください。
サーバーのルートフォルダ直下にsitemap.xmlをアップロードしたならば、https://(自分のドメイン)/sitemap.xml と書けばよいです。
送信後、「送信されたサイトマップ」のステータス欄が成功しましたと表示されていれば、送信完了です。数日のうちにgoogleの検索で発見できるようになります。
さて、ここでgoogle の検索に表示されるようになりました。
余力があれば、シェア率2位のbingの検索結果にも表示されるように、登録作業をしてみると良いでしょう。
・bing webmaster tool
https://www.bing.com/toolbox/webmaster/
さて、これで基本的な登録作業は以上で完了です。
次の項目では、サイト集客で一番重要な「いかに面白いコンテンツを作り続けられるか」という話をします。
面白い!と言ってもらえるコンテンツを作ろう
サイトを作ったら、とりあえず友達に宣伝してみましょう。
はじめてのホームページ公開です。最初のうちは興味を持って訪ねにきてくれることでしょう。
まあ、面白いコンテンツがおいてなければそのうち飽きて全くアクセスしなくなるでしょうが、それまでの間は有効です。
友達だけでなく、twitterやfacebook等でも自分のサイトを宣伝してみましょう。
大抵はスルーされるでしょうが、中には興味を持って遊びに来てくれる人が出てくるかもしれません。
さて、色んな人に宣伝するにつれ、「自分が面白いと思って公開したコンテンツ」が人にどのように見られるのか、気が付いていくことになるでしょう。
自分にとっては「頑張って作った努力の結晶」のようなホームページでも
他人からみたら「数多くのサイトのうちの一つ」です。
つまり、他人から興味を惹く内容を作り続けなければ、サイトへアクセスされることがないという事実に気が付くことになるでしょう。
ここでようやく「自分が表現したい内容」と「世間が求める内容」で苦悩する日々が始まる訳です。
これがクリエイターとしての第一歩です。
さて、ここからどう動くのがよいでしょうか。
一番良い方法はサイト制作直後の一か月間は周囲の意見を一切無視して、「自分が表現したい内容」を一心不乱に作成することです。
なぜなら、サイトを制作した直後が一番モチベーションが高い時期であり、この期間にコンテンツ量を充実させていくと今後のサイトの方向性を決めやすくなるからです。
そしてこの時期に「サイトを定期的に更新し続ける」クセを自分につけましょう。最初は物珍しいサイト運営も、次第に慣れてしまうことで、モチベーションが下がってしまいます。
制作したコンテンツはその都度SNS等で宣伝しつつ、google analyticsで各ページのアクセス数を確認してみましょう。
どのコンテンツの受けが良いのか、大まかな傾向がわかると思います。
ある程度コンテンツ量が溜まってきたら、その段階で初めて周囲の意見を参考にしてみましょう。
自分の表現したい内容のうち、どんな内容が「世間が求める内容」なのか、朧気ながらわかってくるからです。
そうして試行錯誤を続けつつ、長くサイト運営をしていれば、いずれはサイトを好きになってくれるファンが少しずつ増えていきます。
そのファンを大事にしつつ、長いスパンで「自分の創作活動の活動拠点」を作っていきましょう。
以上です。中々大変な道のりになりますが、面白いコンテンツ制作、一緒に頑張りましょう!