草加健康センターはいいぞお!みんなも行こう!

2023年12月22日(金)、年の瀬の夜。

1つ大きな仕事が終わり、まだ早いが今日はもう帰ろうと帰宅の支度を始める。

まだ抱えているタスクはあるものの、今年はまだ来週がある。来週の自分がなんとかするさと自分に言い聞かせつつも、退勤ボタンを押して最寄り駅へ向かった。

時刻はまだ19:00、「今から寄り道も悪くはないなあ」と、どこへ行こうか考えていた。

冬の空はすっかり暗く、息が白くなるほどに冷えた風が吹き込んでいる。今日は最低気温が-1℃になるそうだ。そりゃあ寒いわけだ。

ここは一発、健康ランドに行って身体を温めていこう。ぽかぽかと温まった身体で帰れば最高の休日を送れそうなものである。そう思った私は早速健康ランドの老舗である草加健康センターへと向かった。

・草加健康センター

https://yunoizumi.com/souka/

▲23/12/24 草加健康センターHPより(https://yunoizumi.com/souka/)

 

草加健康センターは関東で有名な健康センターだ。サウナを愛するもの「サウナー」の聖地として名高い。こういう流行りの話をするとついつい逆張りしたくなってしまうものだが、実際ここの施設はポテンシャルが非常に高く、サウナ以外にも草津温泉や電気風呂、漢方の薬用成分がしみ込んだ薬湯まで多様な湯が設置されており、素晴らしい快適さで極楽を体験することができる。

草加健康センターは駅から遠い。本来ならば車で向かうのが楽なのだが、あいにく私は車を持っていない。その場合は東武スカイツリーラインの草加駅や獨協大学前駅から送迎バスがあるので、これに乗車して向かうことになる。幸い送迎バスのタイミングがいい感じに合ったので、駅から寒空に耐えながらバスを待ち、現地に向かった。

早速脱衣所ですっぽんぽんになり、洗い場で全身を洗った後、効仙薬湯と呼ばれる薬湯に浸かる。

8種類の生薬により、湯の色が茶色に濁っている。いかにも効きそうな色をしている。

▲23/12/24 草加健康センターHPより(https://yunoizumi.com/souka/)

みなさんぜひここに来た時はこの効仙薬湯に浸かってほしい。身体が温まると同時にだんだん股間がピリピリと痛くなってくるはずだ。どうもショウガが入っているようで、一部愛好家からはチンピリと呼ばれている。ここに浸かると、一瞬性病にでもなったんじゃないかとビックリするのだが、そんなことはなく、湯を上がって椅子に座ってぼーっとすると身体全身がリラックスしていく気分を味わうことができる。

一つ注意しなければならないのが、薬湯に浸かった後に隣の高濃度炭酸泉に入ってはいけないということだ。ただでさえショウガのチンピリが残った刺激の強い状態で高濃度炭酸泉に入ったが最後、炭酸のプチプチが痛みとなって襲い掛かってくるからだ。そうならないように、ここは近くの普通の泡が出るジェットバスに向かうなり、普通のお湯に浸かるなりするとよい。ちなみにこの日は普通のお湯にゆずが浮いており、ゆず湯になっていた。風情があるなあ。

この後、露天風呂ゾーンへと移動して寒空の中草津の湯に入る。硫黄の香りがあたりに立ち込めていて、実際に草津旅行に行ったような気分で入浴することができる。極楽だ。

▲23/12/24 草加健康センターHPより(https://yunoizumi.com/souka/spa/kusatu/)

さて、いい感じに身体がほぐれてきたところで、いよいよサウナへ向かう。身体を異常に熱くしたり冷たくしたりするなんて、身体によい訳ないじゃないか!と反論する方も多いのだが、これが非常に気分転換に最適なのだからしょうがない。外部から強制的に精神を再起動して整えている感覚だ。しかも、このタイミングでは悩みを解決するアイデアが降ってきたりする。私はゲーム制作を副業で行っているのだが、ゲームの面白さで課題を感じているときには、このタイミングで良いアイデアが浮かんでくるのである。良いアイデアには値千金の価値があるのだから、そりゃあゲーム制作していくならばサウナに入るのは良い作戦だろう。

▲23/12/24 草加健康センターHPより(https://yunoizumi.com/souka/)

草加健康センターのサウナは非常に熱く、慣れると他のサウナがぬるく感じてしまうほどである。しばらく入ると、店員が中に入ってサウナストーンにアロマ水を垂らし始めた。熱い水蒸気であたりの温度が上がっていくのを肌に感じる。ロウリュウがはじまるようである。

草加健康センターのロウリュウは「爆風ロウリュウ」と言われており、なんと落ち葉を吹き飛ばすブロワーを使って室内の空気をかき混ぜていくのだ。これで室内の温度が一気に上昇する。熱と共に、自分を試されているような気がしてきて、これに耐えることで自分の我慢強さを証明しようと戦闘態勢に入っていく。以前どこかの本で「顔に傷がある動物は、苦難を乗り越えた照明になるのでボスになりやすい」というものがあるらしいと書かれていたのだが、おそらくこれは人間にも当てはまるのだろう。社会的生物である人は、自らの存在意義の証明のために「強者を倒した実績」を欲してしまうものなのかもしれない。

いよいよこれから、このブロワーを一人ずつ当てていく儀式がはじまる。ブロワーの風が超熱風となって吹き付けるので、たいていの場合この風を浴びた後は身体を冷ますために外に出ていくことになる。草加健康センターではロウリュウ中は出入り自由なので、参加者がグルグルと入れ替わっていくのだ。

さて、私はブロワーを当てていく儀式が始まる前に外に出て、シャワーを浴びることにした。誰よりも早く外に出ていったことになる。人生には我慢も必要だが、限界を超えて体調を壊しては元も子もない。そのあたりの引き際をわきまえられるようになった自分の成長を自分で褒めつつ、汗を流してから水風呂に向かうことにした。

▲ 23/12/24 草加健康センターHPより(https://yunoizumi.com/souka/sauna/)

ここの水風呂は地下水から出てきた水を浸かっているので、とても冷たく、気持ちが良い。

しかも泡がぶくぶくと噴き出しており、これにより水流が発生するためすぐに身体全身を冷やすことができる。水流がない水風呂では身体に衣のような体温の膜を感じるのだが、ここでは水流でいとも簡単に膜が剝がされてしまう。これは衣剥がしと呼ばれている。

夜の水風呂はブルーライトによって、さながらナイトプールのような光景になっていた。そのキレイな光景に陽キャの気分を味わいつつ、水風呂から出た私は露天スペースの椅子で休憩することにした。

身体全体が熱と寒の刺激により、筋肉に緊張と弛緩が行われて全身が整っていく。この時が一番気持ちいい。しかも、ここでぼーっとしているとたいていゲームを面白くするための解決案を思いついたりするのだ。このために健康ランドに行っているようなものだ。

さて、しばらく休んだ後に草津の湯に入りなおし、もう一度サウナの爆風ロウリュウにチャレンジすることにした。

内部では何度目かのブロワーの超熱風を浴びせる儀式が行われている。ロウリュウで上昇した熱を肌に感じつつ、儀式のときを待つ。いよいよ自分の番になり、超熱風を受ける。めちゃくちゃ熱いがこれを何とか耐えきり、もう少しサウナの余韻を味わってから外に出ることにした。そしてシャワーを浴びて再度水風呂に入りなおす。水風呂がとても冷えていて気持ちがいい。

さすがに外の椅子に座るのは寒すぎたので、今度はぬるめの高濃度炭酸泉に浸かり、身体を炭酸泉の刺激で整えていく。その後で薬湯に浸かり、お風呂から上がることにした。計1時間の入浴時間であった。

その後、食堂でチキンカレーを食べ、帰りの送迎バスに乗る。電車が来るまでの待ち時間はとても寒かったのだが、幸い身体全身がポカポカした状態を維持したまま帰宅することができた。チンピリのショウガの力が発揮されたのかもしれない。

さて、帰宅したら土日はどう過ごそうか。二日間の貴重な休日!さぞゲーム制作も進むでしょう!

・・・と思っていたのだが、翌日の土曜日は日ごろの疲れの影響からかやる気が全く起きず、ゴロゴロしならがスマホでkindleばかり読んでいたらこの時間になってしまったのであった。休日って、うまく使うの難しいね!!!